「追徴課税」とは、正当な理由なく納めるべき税額が正しく納付されていなかった場合に、その差額の徴収を受けることです。また、本来納めるべきであった額の不足税額に加算されたペナルティーとしての附帯税を納めなければならないケースもあります。附帯税の種類は3種類で「延滞税」(納税額×延滞税の税率×延滞した日数)÷365日、「利子税」(納税額×利子税の税率×延滞した日数÷365日)、「加算税」に分類されます。このうち加算税は、過小申告加算税・無申告加算税・不納付加算税・重加算税に分けられており10%~40%加算されます。
以上がすべて追徴課税に含まれており、不足税額は自ら修正申告するか、税務署の行う更正処分によって算出されます。
また追徴課税は会社の経費にすることはできず、一括で納めなければならないうえ支払えなければ財産差し押さえの可能性もあります。そのほか、5年間は追徴課税対象を遡れると法律で決められているため、領収証などを最低5年分は保存しておかなければなりません。
(エヌピー通信社提供)
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